１年間の思い出　2008

3月31日に義弟が心筋梗塞の為、50歳で急逝しました。
桜が満開の日に、昨年11月に亡くなった実父の墓参をして、これでやっと一区切りができたと思った翌日の訃報でした。
幸い、義弟の三人の子供達は皆、成人しております。
義弟を頼りに暮していた両親の悲しみは深く、心配でしたが、二人で支え合って、立ち直りつつあります。

5月にはlusefの親友Ｋ君のお母様が病死されました。
lusef達が中学・高校の頃は、同じ悩みを持つ母親同士で、よく電話で愚痴話をしたのです。
lusefが金沢に住むようになってからも、Ｋ君は他の友達も連れて遊びに来てくれました。

いつだったか、私のほうからＫ君のお母様に電話したところ、
Ｋ君が金沢まで遊びに行ってることを知らない様子だったので、何となく私のほうからは話せなくて、
その後は私もいろいろ忙しくなり、子供繋がりの友達とは長電話することはなくなってしまい、
Ｋ君のお母様が重い病気を患ってることも知りませんでした。

lusefからＫ君のお母様の死を知らされたのは、亡くなってから1月程経ってからのことでした。
どうしても今年中にＫ君にお悔やみを言っておきたかったので、大晦日の日に食事に誘いました。

私も夫もkanayaも、Ｋ君とはとは７年ぶりの再会でしたが、月日の流れを感じないほど自然な再会でした。
お母様似の笑顔は可愛いままで、一人息子を想うＫ君のお母様が偲ばれました。

待ち合わせした中華レストランは、本場の味ではなく、日本人好みが売りのお店。
銀座の値段にlusefは動揺を隠せず、家族と一緒でほっとしたかも（笑）。
高い割にはバタバタと運んでくる店でしたが、堅苦しくなくて良かったかもしれません。
食事が済んでから、Ｋ君に、
「もし時間があるのなら、一緒にシネマ歌舞伎を観に行かない？」と誘ってみたところ、
優しいＫ君は断れなくて、一緒に観ることになりました。

シネマ歌舞伎までの時間潰しに散歩した築地本願寺と勝鬨橋。
大晦日の夕方・シネマ歌舞伎の妙な空き具合。
古典落語が原作の「らくだ」は分かりやすく楽しかったし、歌舞伎らしい「連獅子」は長唄歌詞の日本語字幕入り。

Ｋ君も、お父さんが待つ実家に帰るので、帰りの電車も一緒。
大晦日の空いている電車で、lusefとゆっくり話すことができたようです。

家に着くと、Ｋ君からの丁寧なお礼のメール。思い出に残る一日になりました。


さて、私自身のこの１年。
心のボランティアのフォローアップ講座で講師をされたＳ社長との出会いがあり、
ホームヘルパー２級の講習を受け、行きがかり上でヘルパー登録をして、なりゆきで月１回稼働。
ケアマネＳさんとの出会いもあり、
グループ・ホームでのマンダラ塗り絵のボランティアが軌道に乗りつつあります。

ホームヘルパー２級の講習を受ける為に、体操を昼から夜に変えたり、
夫の隠れ家への引越など、身体がきついこともありましたが、
ボランティアも、パートも、ヘルパー講習も、体操も、放送大学もなんとか続けられました。

夫の実家へは４月・５月・６月・８月・12月の５回。
lusefのところへは３月・５月・６月・８月・10月・11月・12月の７回。
しわ寄せは、実家の母や、実家の親戚付き合いにいってしまいました。
変わり者だと思われているでしょうが、正直なところ、わだかまりも消えないので仕方がないかな。

義弟やＫ君のお母様の死で、私自身もいつ何があってもおかしくない年齢になったことを感じます。
自分の気持ち、自分の時間を大事にしなければと思います。

そうそう、夫とは本当によく遊びました。
映画館通いや美術館巡りに加え、アメリカン・バレエやオペラ、歌舞伎鑑賞。
立山・黒部アルペンルートや、小海腺の日帰り旅、伊勢・奈良へも行きました。
１日に２つも珍しくないほどの過密スケジュールで、よく頑張りました。
この勢いで遊んでいると、定年後には、することがなくなってしまうのではないかと心配ですが（笑）、
体力の続く限り、これからも精一杯遊ぶことにしてます。