多くの物理法則は,ここ300〜400年程度の間に発見されたものであるが,
それがいかにわれわれの思考様式を束縛していることか。
そして,物理法則は道具による観測なしには認識しえずまた成立しないものである。
すなわち,われわれの生み出した行為が道具を作り,
それによって観測された事実の認識,事実の関係性の知覚が法則を生み出し,
その法則が環境を支配する基本原理としてわれわれの思考を縛っているのである。
そして,この「法則」は今後増えることはあっても減ることはなく,
われわれの認知システムを変貌させつづけるであろう。
われわれの脳と環境はどこへ向っているのだろうか?
それはすでにこの脳内に運命づけられているのかもしれない。
放送大学教材 「こころの科学」 第14章 認知科学と神経科学 (入來篤史著) より抜粋
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