文化人類学で扱う病と癒しは,医学的な病気と治療よりも広い概念である。
文化人類学は,自分の見ていることがらを別の視点から見直すことで,それまで見えなかったことがらを見えるようにする力を持っている。
病と癒しについても,私たちの周りにはさまざまな治療の選択肢があることに気づかせてくれる。
文化人類学は,私たち一人ひとりが文化に染め上げられためがねをかけていること,
そのめがねを通して物事を見ていることに気づかせてくれる。
時にそのめがねを外して別のめがねをかけて見ると,世界はまったく違って見えるかもしれない。
放送大学教材 「人類の歴史・地球の現在 ― 文化人類学へのいざない ―」 第13章 いやす・・・病と癒し (松岡悦子著) より抜粋
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